CCS Recordsがお届けする恋を経験する全ての人に捧げるラブレター

恋の始まりはどんな味がしてどんな香りがした?

誰しもが経験した事があるであろう、恋の始まりと恋の終わり。それは甘酸っぱく、むず痒ゆくどこか切ない物語。

平成生まれの僕達は勿論、その当時を生きて、恋をした皆様に欠かす事ができない、宇多田ヒカルの名作「First Love」を福岡を拠点に活動するCCS Recordが自分達の解釈・経験を交えリミックスし発表した。

ビジュアルにも使用されているパーカーは今回の曲の為にcheese cheap shopが制作。※NOT FOR SALE

初めて好きになった子はそれはそれはとても可憐な子だった。だんだんと初恋の記憶は薄れてきちゃって、大人になって変に器用になって、それでも君との恋の物語は覚えているよ。

そんな大人になっても大人になりきれない恋を経験する全ての人に捧げるCCSからのラブレター。

イヤホンの音量をいつもよりちょっぴり大きめにして聴いてみて欲しい。きっと恋をする素晴らしさに気付くから。

【First Love CCS remix 】

君を呼び出した。
シワを伸ばしたRRLの白シャツに袖を通し、
勇気を振り絞って駅へ向かった。
風が吹くと少し肌寒い。
天気予報も振り切ってシャツにアイロンをかけたから
今日は仕方ない。
いつもの駅の手前のセブンイレブンのトイレで
息を潜めながら、少し乱れた髪の毛を直し、
普段買わない君の好きなチョコを買った。
胸ポケットにチョコを忍ばせ、
駅前の階段横にいる君の元へ向かう。
君を見つけても、粋ななりをして
君が僕に気づくのを待った。

全てが初めてだった。
手を繋ぐのも、一つのパフェを分けて食べたのも、
香水をつけたのも初めてだった。
好きでもないミュージシャンも、
全く見ない月9も君のせいで好きになった。
夢のようだった。
でも君のせいで少し弱くなった。
これが最後になるんじゃないかって、
明日が来るのがたまに怖かった。
君の香りが服についてると切なくなった。
こんな気持ちも、人の愛し方も全部初めて知った。
そう、君が僕の初めてだった。

君に会う4分前を予測して、
いつもイヤホンで流す曲がある。
君が僕を見つけて走って来て、
ちょうど僕の名前を呼んだ時にその曲が終わる。
その曲を聴くと切なくなった。
胸が苦しかった。
でも、なんだか今日は君にも聴いてほしい。
僕は君にそっと片方のイヤホンを差し出した。

4分6秒。
これは、君に会う最後の4分前の話。
(文・ヨシマツユウヤ)

Beat by: Kotatsu beats(CCS records)
Song by: BUGS / pen public / Lil’ fried
Movie Director by Nosk

 

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